ぜいたくな朝

朝5時に起きて次第におなかがすいてくる…。
卵かけごはんが食べたい。
台所に何度も足が向かい、昨日の夜買ったプルミエサンジェルマンのリンゴデニッシュに手を出しそうになるが、ガマン。土鍋でご飯が炊けるのを待つ。この万古焼ごはん鍋は最高で、強火にかけて吹いてきたら火を止めて20分待つだけなのだ。その炊き立ての、かき混ぜる前の、上部1㎝を茶碗によそう。卵は先日荻窪グルッペで買った卵かけごはん専用の「信州安曇野 金のたまご」。これが生臭みがなくて、ほんとにおいしい。しょうゆをちょい垂らして「いただきます」。途中ご飯をちょっと足したりしながら大満足のうちに1杯目が終了。
すると突然、小さいころよく食べていた「バター醬油ごはん」まで食べたくなった。茶碗をいったんきれいに洗い、あらためてご飯を「少量(!)」よそう。冷蔵庫から取りだしたのは「パンにおいしいよつば発酵バター」。これはちょっと違うなぁ、やっぱり雪印のしょっぱいバターでないと…と思いつつご飯の中に埋める。絡みつくというより溶けたバターがすぐに熱々のご飯にしみこんで、うまい。あとは極上ウーロン茶と、きゅうりの糠漬け、梅干し。以上を誰にも知られずこっそりと食べ終えた。この、ひとりだけで食べるというのがこの場合重要でおいしさが1.5倍くらいになる気がする(ばれたところで家族はだれもうらやましがらないいんだけど)。きれいに片づけて朝食時には何食わぬ顔をして(!)トマトスープを賞味。夫がリンゴデニッシュとブドウを独り占めしても全然OK、やさしく対応。お金のかからない快楽ってこういうことかも。

2017.9.14

料理